実質、破械新規?『トラップトラック』どう?

お疲れさまです。庭缶です。今回の弾に収録される『トラップトラック』に可能性を感じちゃいました。そこで破械デッキでの使用を考察してみたいと思います。


f:id:niwakan:20230115085750j:image

まずは新規の効果を確認

 

通常罠

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

(1):自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを破壊し、デッキから「トラップトラック」以外の通常罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。

この効果でセットしたカードはセットしたターンでも発動できる。

このカードの発動後、ターン終了時まで自分は罠カードを1枚しか発動できない。

 

 

自分のモンスターをセルフブレイクしながら通常罠が呼べるちょっと優秀なヤツ。通常罠はいま、ラビュリンスでとっても熱い界隈ですし。これは期待出来るか?ビックウェルカムとか持ってきたいし…とか考えてましたが、このカード。トラップトリックと同じ誓約がついてしまいます。

 

このカードの発動後、ターン終了時まで自分は罠カードを1枚しか発動できない。

 

うーん、厳しい誓約。これでは、ビックウェルカムをセットして白銀の姫騎士を呼んでも効果を使えません。

 

 

さて、では本題。破械デッキでどう使うか。何を持ってくるか?候補として真っ先に挙がるのは、やっぱりこれ。

破械唱導

f:id:niwakan:20230115085805j:image

破械デッキにおけるメインの妨害。破械の先行展開には、握っておきたい1枚。というか破械魔法罠で唯一の妨害なので、むしろこれが引けないと困る。別に、モンスターのリクルート効果で雙極神を出すのも妨害ではあります。でも、手札コストとやや受け身ぎみな妨害なのがネックです。次にこちら。

 

悪魔の枝

f:id:niwakan:20230115085814j:image

悪魔専用のフリチェ破壊におろまい効果のついたカード。昔なら悪魔族を墓地に送る為に、悪魔の嘆きを入れていたのに…ただ残念なことに、破械名称ではないこと、そしてセルフブレイクには繋がらないこと。でも、やることが破械唱導とやや被ってます。

 

激流葬

 

こういうデッキだと真っ先に採用候補となりやすい汎用罠。全体除去は、現代の展開系デッキでも受けると大ダメージ。ただ現代は墓地効果を持つテーマが多いので、結局採用を見送ってしまいます。

 

ここまで、破械デッキで積みやすい通常罠を3つ挙げてみました。しかし、これは『トラップトラック』の長所は生かされているのか?

 

トラトラ(仮)の長所を活かすなら?

それは、トラップトリックと違ってサーチ先の通常罠は複数枚採用しなくて良いこと。制限の罠をサーチさせることも出来ます。さらに、複数枚採用しなくて良いので、各デッキに合わせた妨害罠を最小スロットで出張出来ること。それを元に考えた構築がこちら。



f:id:niwakan:20230114224135j:image

破械以外で採用した通常罠は4種類。

ダイノルフィアフレンジー

f:id:niwakan:20230115091548j:image

破械モンスターが引けなかった場合の攻め手と妨害策として。連続EXデッキ融合でレクスタームが立つと、相手も処理に困るはず。攻め手としての役割もあるので、素引きしたい気持ちとダブりの恐怖から、2枚の採用。

アーティファクトの神智

f:id:niwakan:20230115085847j:image

『トラップトラック』を採用すると、デスサイズ1枚に対して神智4枚体制の出張が作れるのです。しかも神智と『トラップトラック』が被っても他の罠に変換出来ます。

 

ワーニングポイント

f:id:niwakan:20230115091438j:image

リンク1が展開の基点になるデッキへの対策に。前々から採用してみたいと思っていたものの、対応出来る範囲が狭く感じて、採用できて来なかった1枚。身内環境にいる蟲惑魔やマリンセスに刺さったら良いなの1枚。

 

代貫計量

f:id:niwakan:20230115091451j:image

展開系デッキへの対策札として。相手プレイヤーに選ばせる系の除去なので、完全耐性もすり抜けられる。

 

この構築は、『トラップトラック』で相手に効く罠を打ち、ターンスキップさせて。次のターンにガラ空きの盤面から、破械デッキの真骨頂である連続攻撃でキルしてしまうプランになってます。

 

その他カードの採用理由

天獄の王

相手に使われると強いのに、自分で使うとなんか弱い気がする1枚。好きな魔法罠をアクセスしつつ、3000打点を作れるので、採用。破械モンスターを引けなかった場合に、破械カードにアクセスさせることがメイン。

 

神の宣告

破械との相性が良いわけではないが、汎用罠でありながらダイノルフィアと相性が良いので。破械と相性の良いカードだと結局、破械モンスターを引けてない場合が弱いので。破械デッキの初手の引き合わせに左右される部分をカバーして、安定的な強さのカードを採用してみました。

 

今回の『トラップトラック』は破械デッキに、様々な罠を出張させる可能性を高めてくれました。特に神智デスサイズの出張はかなり強いと思います。皆さんは、このカードにどんな可能性を感じたでしょうか?それではー